ページ表示速度を早くすることはSEO対策において重要です。今回はなぜページ表示速度が重要なのか現在のウェブサイトの表示速度がどのくらいなのか調べる方法を解説したいと思います。
目次
ページ速度とSEOの関係性
2012年にGoogleが「ページ速度がランキング要因の一つである」と公表しています。
クローラーといわれるロボットが巡回することで検索順位を決めるのに重要な役割を担っているため、クローラーが効率的に巡回できないサイトだと嫌煙されてしまうことになります。
また、サイトの表示が遅いとユーザーが離れてしまう傾向になってしまいます。あなたもインターネットで調べ物をしていて表示が遅くイライラしたことがあるのではないでしょうか。
表示速度が1秒を超えると、ユーザーはちょっと遅いなと感じ始め、10秒を超えてしまうとほぼ離脱してしまうといわれています。
SEOの目的は「検索順位の向上・検索流入の増加」だけでなく快適にページを閲覧してもらい「長時間滞在」してもらうことでもあります。ですので、ページ速度はSEO対策としても、ユーザビリティーの向上にも、とても重要な役割を担っているといえます。
表示速度を改善する方法
ページ表示の速度を遅くしてしまっている原因は大きく分けて3つあります。
- 画像の読み込み
- ソースの記述内容
- キャッシュ
画像サイズについて
テキストデータは1万文字でも30kbほどなのに対して、画像は数十KB~数百KBといった大きなサイズでアップロードされています。ブログやサイト運営に画像は欠かせません。画像を圧縮することで、表示速度を改善することが出来ます。
また、画像の読み込みを後回しするプラグインLazy Loadを導入するのもオススメです。
ソースの記述について
ソースの記述内容を最適化することで表示速度を改善することが出来ます。
CSS・JavaScriptはテキストに比べ読み込むのに時間がかかります。ソースタグに記述してしまうとページ表示する際すべてを読み込んでから表示しようとするため多くの時間がかかってしまいます。
そこでJavaScriptについてはタグの中でなくタグの直後に配置すると処理速度が改善します。
WordPressでは、 「Head Cleaner 」というプラグインで簡単に書き換えることが出来ます。
キャッシュについて
キャッシュとは過去に表示したページの記憶のことで、過去に閲覧したページを再度表示させるとき、読み込み速度がとても速くなります。キャッシュを導入することで、ページ表示速度が向上します。
ワードプレスでキャッシュを導入するには、プラグイン「W3 Total Cache 」を導入することで可能になります。
また、CDNサービスを使うことでキャッシュを導入することが出来ます。
現在のあなたのサイトの表示速度を知る方法
Google Analytics
「ページ速度」の情報が記載されています。
サイトのページを表示するために、平均何秒かかったのか表示されます。
PageSpeed Insights
Googleが提供しているページ速度診断ツールです。
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/
あなたのブログのURLを入れて分析をクリックする診断されます。
100点満点の評価が出されます。
モバイルサイトとパソコンサイトと2つ表示されます。
点数の下に修正のアドバイスが表示されます。具体的な表示速度の情報などは出てきませんが、現在のGoogleでのサイト表示の状況を把握できます。大まかに自分のサイトの問題点を確認するのに便利なツールです。
GTMetrics
サイトの表示速度、ページごとの読み込みにかかった時間など詳しく分析してくれます。問題点を詳細に追及したい際とてもお勧めです。
A~F評価で項目ごとに評価がつけられるのでなんだか成績表みたいな感じで表示されるまでちょっとドキドキしてしまいます。私的には見やすくて気に入っている診断ツールになります。
まとめ
いかがでしたか。
今回は表示速度とSEOの関係性と表示速度を上げる方法、表示速度診断ツールをご紹介しました。
まずはできることから取り組んで表示速度を早くするようプラグインの導入やサイトの適正化をしていきましょう。
表示速度が遅くてユーザーが減ってしまうのはとてももったいないですからね。
最後まで読んでいただき、ありがとうござます。